ちょっと質問を頂いたので、コーナー減速率の調整方法についてまとめてみます。
上げ方が分かれば下げ方はその逆なので、つかめると思います。

これは私個人の考えなので
間違ってたらTwitterなどでご指摘ください!
2021年1月追記
コーナー減速率に関しては、2020年10月の大幅アップデートの影響を受けていません。
現在も通用する考え方ですのでご安心ください。
コーナー減速率を「上げる」「下げる」
ちょっと日本語の話になってしまいますが、ごちゃまぜになっている方もいらっしゃるようです。
コーナー減速率とは
一応、ゲーム内の文章だと
数字が大きい:コーナーで遅くなりにくい
数字が小さい:コーナーで遅くなりやすい
という非常にざっくりした説明しかありません。
間違いじゃないですが、わかりづらい。
コーナー減速率というものは、ストレートの速度や最高速度を「1」とした時に
どれくらいの割合で減速しているかという数値です。
なので、コーナー減速率の数値が1に近ければ近いほどコーナーの速度がストレート並に速くなります。
逆に0.5や0.4というように数値が下がれば下がるほど、コーナーの速度が遅くなります。
コーナー減速率を上げる
ここでの「上げる」は「改善する」と同じ様な意味になります。
コーナー減速率という数字を上げていくことによって、コーナーでの速度が上がります。
コーナー減速率を下げる
「下げる」は「悪くする」と同じ様な意味になります。
コーナー減速率という数字が下がれば、コーナーでの速度が下がります。
パーツ別、コーナー減速調整方法
コーナー減速率を調整すると一言で言っても
様々なパーツで調整することができます。
私も完全に理解しているわけではないですが、
最近やっと「ここをこうしたから、ここでこうすればコーナー減速率が上がる」というのが感覚的に分かってきた気がします。
気がします。
なので、知っている部分についてはまとめてみます。
一応ですが、紹介順=私が調整しやすいと思っている順です。
ローラー編
ローラーの細かい事は以下の記事を参照ください。
ローラーはコーナー減速率に大きく影響します。
無改造品や微改造品でも十分調整ができるので、最も調整する箇所です。
ローラー摩擦
これがややこしい部分ですが、リアローラーもしくは、ウイングローラーの摩擦で調節します。
ローラーがウイングには無い状態なら、リアローラーを
ウイングにローラーがついている場合は、ウイングローラーの「摩擦」を触ります。
この時、摩擦を増やすとコーナー減速率が下がります。
摩擦を下げていくと、コーナー減速率が上がり、コーナー速度が速くなります。
ローラー抵抗
フロント・リア・ウイングのサイド以外のローラー抵抗値で調節します。
ローラー抵抗値は、サイド以外の全ローラーの最大値のみ反映されます。
なので、ローラー抵抗値が
- フロントローラー 抵抗値80
- ウイングローラー 抵抗値120
- リアローラー 抵抗値100
だとしたら、マシンとしてのローラー抵抗値はウイングの120が反映されます。
もう1つ例を出すと
- フロントローラー 抵抗値80
- ウイングローラー 抵抗値120
- リアローラー 抵抗値300
この場合は、マシンとしてのローラー抵抗値はリアの300が反映されます。
この時、ローラー抵抗値を上げるとコーナー減速率が下がります。
ローラー抵抗値を下げていくと、コーナー減速値が上がり、コーナー速度が速くなります。
ローラー抵抗値のみ調整することができれば、スピード値の上下が起きないというメリットもあります。
スラスト角編
各シャーシ・フロントステーによって、フロントローラーを取り付ける角度が違います。
その角度によってコーナー減速率を調整することができます。
改造によってスラスト角を上げたり下げたりできますが
改造したパーツを複数所持して調整するのであれば問題ないです。
パーツやシルバーコインに余裕がある方は、改造に手を出してもいいかもしれません。
トラスト角を高くする(上げる)
スラスト角が高ければ高いほどコーナー減速率が下がり、コーナー速度が遅くなります。
トラスト角はシャーシを変えてみたり、フロントにステーを付ける・変更することで
角度を高くすることができます。
トラスト角を低くする(下げる)
スラスト角が低ければ低いほどコーナー減速率が上がり、コーナー速度が速くなります。
こちらも、シャーシを変えたり、フロントのステーを外す・変更することで
角度を低くすることができます。
また、「特殊スキル:アッパースラスト」というスキルを持ったフロントステーを付けることで、スラスト角を「マイナス4」と大きく下げることができます。
これにより、FMシャーシやゼロシャーシのスラストを1にしたり
スーパーTZシャーシのスラストを3にすることができます。
重さ編
検証するまで私も知りませんでしたが、全く同じ重さでも
重心が前にあればあるほど、コーナー減速率が上がります。
詳細は以下の記事をご覧ください。
スタビライザー
なぜかは分かりませんが、ウイングローラ搭載時に
1本だけ立てるのであれば、フロント・サイド・リアのどこに立てるかで
コーナー減速率が変わります。
これも重心の話になるので、詳細は割愛します。
フロント1本の場合がコーナー減速率が最も上がり、リア1本の場合はコーナー減速率が最も下がります。
なぜかウイングローラーが無い時は、スタビライザーによるコーナー減速率の変化はありません。
セッティングウエイト
こちらも重心の話になるので、詳細は割愛します。
リア側が重ければ重いほど、コーナー減速率が下がるのでタイムへの影響が大きくなります。
どう重くするかで、加速を鈍らせるだけでなく、コーナーの速度も変わるので
重心の位置とコーナー減速率の関係は面白いです。
タイヤ編
タイヤ改造でタイヤ面取り・タイヤグリップ落としの改造をすることで
「タイヤ旋回」を上げることができます。
このタイヤ旋回を上げると、コーナー減速率を上げることができます。
この改造は内容が
タイヤ旋回 | スピード | |
タイヤ面取り | ○○ | ○ |
タイヤグリップ落とし | ○ | ○ |
となっているので、改造でタイヤ旋回の数値が上がると同時に
スピードも盛れるので最高速度が上がります。
「ローラー摩擦を弱める」と似たような関係ですね。
ただ、コースによってリアタイヤを小径にしたり大径にしたりと付け替えるので
強化パーツとシルバーコインが大量にかかってしまいます。
タイヤ旋回で調整する方法はあまりおすすめしません。
ダウンフォース編
ダウンフォースを高めることによって、コーナー減速率は上がります。
逆にダウンフォースを低くしていくと、コーナー減速率は下がります。
ダウンフォースはちょっと面白いので別記事にします。
ダウンフォースでコーナー減速率を調整できなくはないですが
ちょっとした理解が必要になると思います。

ダウンフォースを信じるのだ
なかなか奥が深い
コーナー減速率の調整をパーツごとに並べてみましたが
最終的には複合技です。
いくつか例を上げると
- フロントのスラストが8で遅すぎる
- スラストが高いので、ウイングローラーの摩擦を減らす
- 摩擦はこれ以上下げれないが、リアローラーの抵抗が高かったので抵抗を下げる
- 飛ぶようになったけど、スピードをまだ盛りたいのでスタビを1本フロントに立てる
- まだ飛ぶので、フロントではなくリアに立てる
- まだ飛ぶので、リアにセッティングウエイトを付ける
- それでも飛ぶので、どすこい級に重量を上げる
- フロントのスラストが1で速すぎて飛ぶ
- フロントステーでスラストを上げるが飛ぶ
- ウイングローラーの摩擦を増やし、コーナー速度を落とすが飛ぶ
- セッティングウエイトをリアに付けて、コーナー含め全体的に遅くする
例なんてあげだすと本当にきりがないので、あくまでも参考です。
プレイヤーによって手持ちのパーツと強化具合も違ってくるので
正直、真横でスマホを手渡してくれるぐらいの状況・距離感でないと
正確にアドバイスできないと思っていただけると幸いです。
コーナー減速率については、どこをどう触るといいのかを知っているだけで大きく違います。
ネット上に落ちている誰かのマシン診断結果を見て

ほう。
この人のマシン診断を参考にしよう。
自分のマシンを診断すると・・・コーナー減速率0.5かー
おや?この人はコーナー減速率0.65でいいタイムっぽい。
それなら、ここの摩擦を・・・
もうちょっとか。なら、抵抗値を・・・
といった具合で自分で調整することができると思います。
マシン診断も結構高いので、どんな速度でも完走できるような簡易なテストコースを自作すると
詳細な数値は不明でも、タイムがどう変化したかは分かるので役立ちます。
今後、どんなコースが出てきても、コーナー減速率の調整は必要になると思うので
感覚的に身につけられるとスムーズなアプローチができるようになると思います。

謎の仕様やコースアウトがあっても
めげないで!
「おい、ちょっとそれは違うぞ!!」という点は、Twitterにてご連絡ください。
私も手探りでどうにかまとめている状況ですので、ご意見が多いほど精度が上がります。
ということで、今日も元気にタイム更新していきましょー!
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