ディズニーに遠方から安く行く方法を検討していくと
最も安い手段としてJALダイナミックパッケージにたどり着きます。
しかし、分かりづらい点が多いのがJALダイナミックパッケージの特徴です。
今回は、JALダイナミックパッケージを利用する時に
いかに手荷物を自分で運ばずに楽しむことができるかを考えていきます。
【行き編1】ディズニー側のサービスを利用する
宿泊先によって、ディズニー側が提供しているサービスを受けることができます。
ランドホテル・アンバサダー・ミラコスタ・オフィシャルホテル宿泊の場合
ランドホテル・アンバサダーやミラコスタは分かると思いますので割愛しますが
オフィシャルホテルは以下のホテルの総称となります。
・グランドニッコー東京ベイ 舞浜
・東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート
・シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
・東京ベイ舞浜ホテル
・ヒルトン東京ベイ
・ホテルオークラ東京ベイ
以上のホテル及び、ランドホテル・アンバサダー・ミラコスタへの宿泊を予定している場合
舞浜駅の南口左側にある「ウェルカムセンター」にて、手荷物を無料で預けることができます。

イクスピアリに向かう左手にあるので、わかりやすいと思います。
ここで手荷物を預ける最大のメリットは
預ける行為が無料というだけでなく、ホテルへの配送も無料となっています。
ランドホテル・アンバサダー・ミラコスタ・オフィシャルホテルに宿泊で
前泊せずに当日そのままパークに入る際には、必ず立ち寄りましょう。
無料でサービスを受けられるうえに、ホテルへのプリチェックインも可能です。
ランドホテル宿泊予定で、到着当日にランドに入る場合は
ウェルカムセンターに足を運ぶメリットがあまりないので
直接ランドホテルに向かいましょう。
トイ・ストーリー・セレブレーション・パートナーホテル宿泊の場合
パートナーホテルとは、以下のホテルを指します。
・浦安ブライトンホテル東京ベイ
・オリエンタルホテル東京ベイ
・ホテル エミオン 東京ベイ
・三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ
以上のパートナーホテル、トイ・ストーリー、セレブレーションホテルに宿泊を予定している場合
舞浜駅の南口からランド側に進むとある、ボンボヤージュ内1Fのホームデリバリーサービスカウンターで、荷物1個につき600円にて宿泊先のホテルに配送してくれます。
ランドホテル・アンバサダー・ミラコスタ・オフィシャルホテル宿泊で使える
ウェルカムセンターでのサービスとは違い、600円の利用料がかかります。
一見、「なんだ有料か」と方を落としそうですが
近隣の一時預かりやコインロッカーは700~800円かかるうえに
当日必ず想定していた場所が使えるとは限らないです。
さらに、一時預かり・コインロッカーは最終的に自分で回収しなければいけません。
これを踏まえると、600円支払うことでパークから出てホテルに着いたら
手荷物が配送されているというのは、かなり便利なサービスだと思います。
パークからホテルまでの時間の節約、体力の節約になりますので
ぜひ利用を検討しましょう。
その他のホテルに宿泊の場合
ディズニー側が展開しているサービスはありませんので
他のサービスを検討しましょう。
【行き編2】JAL 手荷物当日手配サービスを利用する
実は、JALが用意しているホテルまでの配送サービスがあります。
それが「手荷物当日手配サービス」です。
このサービスの特徴は
・JALを利用する人なら全員利用できる
・出発空港で預けてホテルに届けることも可能
・羽田空港で預けてホテルに届けることが可能
となっています。
ただ、出発空港で預けるには結構条件が噛み合っていないといけないので注意が必要です。
出発空港で預ける場合
対象空港が限られる
出発空港から直接ホテルに届けることが可能な空港は以下
札幌(新千歳)、青森、小松、名古屋(中部)、大阪(関西)、大阪(伊丹)、岡山、出雲、広島、山口宇部、徳島、高松、高知、松山、福岡、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄(那覇)
上記以外の空港からは、直接ホテルに届けることができません。
対象便が限られる
当日手配ということで、どんな時間に搭乗しても受け付けてもらえるサービスではありません。
出発空港にもよりますが、大体東京への第2~3便までが対象となっています。
おおよそ、東京着が13時前後の便までが対象となっているようです。
詳細は公式サイトにてご確認ください。
やや高い
利用料金が、1個あたり1,800円となります。
出発空港で預けるのではなく羽田空港で預けるだけで
1個あたりの利用料金が1,200円まで下がります。
この差額600円をどう考えるかは、難しいところです。
出発空港で預けるということは、羽田空港での手荷物の回収が減ります。
また、出発空港で預ける予定であれば、羽田空港内での立ち回りが楽になります。
ここに600円の価値を見いだせるかどうかですね。
羽田空港で預ける場合
JALを利用して羽田空港に到着する全ての人が利用できます。
どこの空港を利用したか、どの便で到着したかということで制限はかかりません。
利用料も1個あたり1,200円と、出発空港で預けるより安いです。
利用時の注意点
この「手荷物当日手配サービス」は、事前予約制のサービスとなっています。
それぞれの最終受付は
・出発空港で預ける場合 搭乗予定便の出発45分前まで
・羽田空港で預ける場合 12時30分まで
となっていますので
この時間までに公式サイトにて予約を完了させましょう。
【行き編3】JAL手ぶらでおでかけサービスを利用する
こちらもJALを利用するすべての人が利用できるサービスです。
先ほど紹介した「手荷物当日手配サービス」とは全く違うサービスとなります。
個人的には「手荷物当日手配サービス」の方がおすすめですが、一応ご紹介します。
その特徴は
・事前予約型のサービスなので、自宅まで集荷に来てくれる
・自宅→ホテル、ホテル→自宅の往復が可能
・自宅→ホテルの片道も可能
・1個あたり片道1,630円(往復:3,260円)と比較的安い
となっています。
JALと名前がついてますが、実際のところはJALではなくて佐川のサービスです。
佐川を避けたい方は、遠慮すべきサービスですね。
自宅とホテル以外で開封することがないので、ダンボールで送ることができるのも魅力です。
JALの皮を被った佐川のサービスですが、佐川単体ではこのようなサービスは展開していません。
あくまでも、JAL経由でないとこの金額にならないのが注意です。
ただ、あくまでも通常の配送サービスが安めに利用できると行った扱いなので
当然ですが事前発送になります。
宿泊予定地に予め届けるために、出発の数日前に送るものを決めて梱包完了していないといけません。
事前に送ったものの、結局手持ちしなければいけなかったアイテムが出たり
入れ忘れてしまったものが出たりしますので
それなら羽田空港で「手荷物当日手配サービス」を利用したほうが
当日の手荷物を当日中に宿泊予定のホテルに届けてくれて1,200円と安くあがります。
うまく使えば便利になる。
それが「手ぶらでお出かけサービス」です。
注意 空港からの宅配サービス
この「手ぶらでお出かけサービス」には、
出発空港から自宅・ホテルに宅配というサービスがあります。
これは、出発空港のサービスカウンターにて預けた手荷物を宅配するという予約不要のサービスで
荷物1個あたり1,050円と非常に安価で配送を利用できます。
ですが、これはあくまでも宅配サービスであって当日中の配達ではありません。
出発空港で預けて、翌日・最悪翌々日に受け取ってもいいという荷物なら
このサービスを利用してもいいかもしれませんが、要注意です。
利用するのであれば、行きではなく帰りがいいかもしれません。
【行き編4】各種宅配サービスを利用する
ゆうパックやヤマト・佐川などの宅配サービスを利用して
事前にホテルに届けてしまうという方法も可能です。
ただし、以下の理由からあまりおすすめできません。
・特別な格安プランがなく、高額になるケースが多い
・事前発送になるため、しっかりした荷造りスケジュールが必要
・事前発送になるため、結局手荷物で持っていかなければいけないアイテムが出る
宅配サービス利用といえば聞こえがいいですが、結局のところ、ただの荷物配送です。
メリットを上げるとしたら、自宅まで集荷に来てくれることや
しっかりしたスーツケースなどではなく、ダンボールでの発送が可能という点です。
ただ、一般的な日本郵便・クロネコ・佐川といった会社で依頼をすると
荷物1個で片道2,000円を超えてしまうので、あまりおすすめできません。
【帰り編1】手ぶらでEnjoyオプショナルプランを選ぶ
注意点
まず、先に注意を書きます。
このオプショナルプランは、プラン決定時・予約完了時に選択していないと
追加で選ぶことができません。最重要で最も注意が必要な部分です。
また、宅配便を利用するのと同じ感覚なので
手荷物を預けてから到着まで数日かかるのは理解しておきましょう。
特徴
この「手ぶらでEnjoyオプショナルプラン」の特徴は
・ホテル→自宅 or パーク→自宅へ手荷物を格安配送
・荷物1個につき1,000円で配送できる
これです。
あくまでも自宅からの配送ではなく、ホテル・パークからの配送になります。
つまり、帰りの荷物を軽くしようというプランです。
ホテルで預けて自宅まで1,000円は、かなり破格の配送料金です。
先述の注意でも述べましたが、プラン決定時・予約完了時に選択することを忘れなければ
かなり役立つオプショナルプランです。
荷物の配送をホテル発かパーク発か選べますが
どこで依頼するかによって、条件が全く異なるので注意が必要です。
正直、パーク発はかなり微妙です。
ホテル→自宅を利用する場合
ホテルから自宅への配送を希望する場合の注意点を挙げていきます。
「ホテル→自宅」ができないホテルがある
ホテルから自宅に配送することが出来ないホテルは以下です。
東京ディズニーリゾート®・グッドネイバーホテル
・京王プラザホテル
・京成ホテルミラマーレ
・ホテルスイート21東京
・第一ホテル両国
・東武ホテルレバント東京
・相鉄グランドフレッサ東京ベイ有明
・ホテルニューオータニ幕張
・ヒルトン東京お台場
・東京ベイ有明ワシントンホテル
ラ・ジェント・ホテル東京ベイ
コンフォートスイーツ東京ベイ
SPA&ホテル 舞浜ユーラシア
ハイアットリージェンシー東京ベイ
こちらのホテルに宿泊の場合は、「パーク→自宅」しか選択できません。
「パーク→自宅」はかなり微妙なので、基本的にはおすすめしません。
預けられるサイズ
「ホテル→自宅」を利用する場合は160サイズ・25kgまでとなっています。
一般的なスーツケースは預けられると思います。
パーク→自宅を利用する場合
一見、パークから手荷物を預けて送ってもらえるなんて便利だなーと思うかもしれませんが
このシステムはかなり微妙です。
預けられるサイズが想像よりかなり小さい
なぜこうなっているのかは不明ですが、ホテル→自宅とパーク→自宅では
配送してもらえるサイズが全く違います。
パーク→自宅を利用する場合、預けられるサイズは
外寸:縦33cm×横33cm×高さ32cm(重さ25kgまで)の箱での配送となり、
スーツケースの宅配は受け付けてくれません。
さらに、サイズを超えた手荷物がある旨相談したところで、現地で超えた分の差額対応はできません。
約30cm四方の立方体に近い箱でしか送れないという、かなり厳しい条件です。
正直、パークで買ったお土産をちょこっと送れるかどうかというレベル。
利点としては、6月~9月の間はクール配送を利用できる点でしょうか。
【帰り編2】JAL手ぶらでおでかけサービスを利用する
行き編の「手ぶらでお出かけサービス」では、自宅で集荷してもらうサービスを紹介しましたが
帰り編の「手ぶらでお出かけサービス」は出発空港にて預けるサービスを紹介します。
予約不要で空港→自宅の配送が格安
空港まで運ぶ必要こそありますが
空港から自宅までの配送料は1個1,050円と破格です。
また、ダイナミックパッケージの手ぶらでEnjoyオプショナルプランと異なり
事前予約が不要というのもメリットです。
ただし、こちらも当日配送ではないので
出発空港に預けた日から、自宅までは数日かかるのを理解した上で
「手ぶらでお出かけサービス」を利用しましょう。
まとめ
以上がJALダイナミックパッケージを利用した際に、自分たちで手荷物を運ぶ数を減らす方法でした。
プラン決定時に予約が必要なものは、知らなかった!で後悔してしまうケースもあります。
しかし、プラン決定時に選択していなくても後追いである程度お得になる方法もあるので
ご自身のツアープランにしっくり来る方法を検討してみてはいかがでしょうか。
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